介護職は日常的に、しかし、ある意味で客観的に介護を実践しているわけです。なので、家族で介護をしている人の体験や気持ちって以外とわからないこともあるんですよ。もちろん、家族で介護をしている人でも客観的に介護をしている人はいるかもしれませんが。
ってなわけで今回は日本の認知症高齢者を在宅介護している介護者ってこんなことを体験しているかもという調査(R)を紹介します。
研究の概要
この調査は医中誌webを使用して、「認知症」and「家族or介護者」and「質的研究」をキーワードとして抽出した11件の論文を対象に行われました。
日本の認知症高齢者を在宅介護している介護者ってこんなことを体験しているかも
んで、どのようなことが判明したのかというと、
- 分析の結果,家族介護者の体験は10カテゴリーに統合された.【主体的なストラテジーが構築】できる家族介護者は, 【介護を続けるための工夫】や【介護体験を意味づけ】ていた。一方,【介護をめぐる家族関係の乱れ】や【サービスの利用の難しさ】がある場合には,認知症を隠秘し,玄関を閉めるなど【被介護者の安全を守るための管理】が行われることが明らかになった
みたいな感じ。
おわりに
今回は日本の認知症高齢者を在宅介護している介護者ってこんなことを体験しているかもってっことを明らかにした調査を紹介します。
それでは。